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黒姫第1クワトロ

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基本情報
キロ程    1,672m
高低差    413m
支柱数    25
輸送能力   2400p/h
速度     5m/s
搬器台数   119台
山麓     原動.緊張.建屋.車庫線
山頂     建屋
索道メーカー 日本ケーブル
回転方向   時計
定員     4名
方式     単線自動循環式
事業者    蔵王ロープウェイ(株) 旧:蔵王リゾート(株)
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許可年月日...1989年(H1年)2月23日
運輸開始年月日...1989年(H1年)12月10日

黒姫ゲレンデのメインリフトで黒姫ゲレンデベースから蔵王ロープウェイ山頂線山麓駅のあるユートピアゲレンデを結ぶリフト。

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黒姫第1クワトロは蔵王スキー場内の特殊索道で最も距離が長く標高差もある。そのこともあり速度は5m/sと特殊索道では最速の速さである。
許可年月日、運行開始年月日は大森クワトロと全く同じでリフト仕様もほぼ同じである。
この記事のトップ画像は黒姫第1クワトロの山麓駅であるが、大森クワトロと同様に折り返し滑車が場内押送内ではなく、離れた位置にあるために建屋右部分が突き出た構造になっている。

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現在の黒姫第1クワトロは足掛けがないが、完成当時の画像をみると足掛けがついている。
1,600mとなると比較的長い特殊索道なので足掛けがあるのは当然なことであるが、わざと切断したのには何らかの原因があると考えられる。
一つの原因としてフード開閉時に足掛けがあることによってスキーなどが引っ掛かりリフトが停止してしまうということだ。
フード付きリフトに慣れてないスキーヤーにとってフード開閉と同時にいきなり足掛けが降りてくると慌ててしまいリフトの停止を招く。
混雑時にそのようなことが頻発し、しょっちゅうリフトが停止してしまうと、せっかくの輸送能力が落ちてしまい更なる混雑の原因となる。
スキーブーム時の黒姫第1クワトロは第2クワトロを建設するくらいの混雑ぶりであったことから、この理由が一番適切と考える。

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山頂駅周辺は樹氷もちらほら見え始め風景画が変わる。
建屋は大森クワトロ同様の造りだが、下り線入り口はない。

滑走可能コース

黒姫ゲレンデは中斜面が続くロングコース。
ゲレンデ上部は風により雪が飛ばされていることが多く草などが出ている場合が多いので注意。
個人的な感想だが、大森ゲレンデよりも斜面変化が乏しいので若干飽きやすい。

大森クワトロ

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基本情報
キロ程    1,348m
高低差    357m
支柱数    23
輸送能力   2400p/h
速度     4m/s
搬器台数   119台
山麓     原動.緊張.建屋.車庫線
山頂     建屋
索道メーカー 日本ケーブル
回転方向   時計
定員     4名
方式     単線自動循環式
事業者    蔵王ロープウェイ(株) 旧:蔵王リゾート(株)
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許可年月日...1989年(H1年)2月23日
運輸開始年月日...1989年(H1年)12月10日

蔵王スキー場において一番山麓にあるリフト また山形市街地から登ってくると最初に見えるゲレンデ。

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大森クワトロリフトで一番気になるのは「クワトロ」という名称であるが、スペイン語ポルトガル語で4という意味である。蔵王とスペイン・ポルトガルのどこに共通点があるのかわからないが、リフト自体は4人乗りであるので意味自体はあっていることになる。
なぜ「クワトロ」リフトとしたのかは不明であるが全国的に見てここのみの採用なので、他のリゾート差別化を図るために採用したと考えられる。

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大森クワトロ山麓駅には蔵王では少数の総合型スキーセンターがある。
蔵王のような老舗のスキー場はリフトの繋ぎが悪い・ショートコースが多いなどといった特徴があるが、大森・黒姫は蔵王内でリゾート法制定後の唯一のゲレンデであるので効率の良いリフト配置・リフトの高速化・輸送能力の強化がなされておりスキーブーム真っ最中のスキーリゾートの特徴を露骨に出しているゲレンデといえよう。
スキーセンター右の斜面は最大斜度32°の大森のカベ

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支柱は環境に溶け込むようにメッキ仕上げではなく茶塗装を採用している。

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リフトは1988年の日本ケーブル製フード付きクワッドリフト登場とともに急速に架設されたタイプ。近年はスキー客減少に伴い間引き運転を行っており、輸送能力は1900ちょっとと思われる。
画像のように大森クワトロはほぼ杉林のなかに架けられている。

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運行開始から30年を迎えようとしている大森クワトロであるが、フードの老朽化は隠せない。
フード中央にはzaoのロゴがはいっている。

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山頂停留所は山麓停留所とは違いシンプルなデザイン
大森ゲレンデは冒頭でも述べたように一番麓にあるために、シーズン初めは遅くシーズン終わりは早く営業終了をしてしまうために下り線の許可を取得している。(近年は全く使われていない模様)


●山麓停留所
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山麓の折り返し滑車は場内押送よりも離れた位置にあり、整備がしやすい位置にある。
通常デタッチャブルリフトの場合、山麓が原動、山頂が緊張と分けられているがこのタイプは山麓に原動緊張ともに備わっていると思われる。

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上の画像を見ると折り返し滑車が離れた位置にあることが再確認できる。
場内はzaoのロゴにも用いられていた色(水色・緑・白・赤)が支柱などに描かれており、色彩的にうるさい色合いだが統一感があるつくりになっている。


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営業終了後の搬器収納時の様子

滑走可能コース

大森ゲレンデが主な滑走可能コース。
大森ゲレンデはゲレンデ中腹部で部分的な急斜面があり初級者の滑走は厳しいが、中級者以上には、蔵王では珍しい適度なロングクルージングが楽しめる。
大森ゲレンデ下部の大森のカベは最大斜度32度のコブ斜面で上級者にはおすすめであるが、リフト乗り場まで少し歩くことになる。


唐松ペア

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〈基本情報〉
・キロ程    468m
・高低差    105m
・支柱数    10基
・輸送能力   1200人/時
・速度     不明
・山麓     原動緊張(2コラムDXカバー)
・山頂     終端
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2名
・搬器台数   不明
・回転方向   時計
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王温泉観光(株) 
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許可年月日...1989年(H1年)10月23日
運輸開始年月日...1989年(H1年)12月9日

蔵王総合グランドから竜山ゲレンデ中腹までを結ぶ、駐車場からゲレンデへの連絡リフト。
総合グランド近くの唐松駐車場は他の駐車場とは違い全日無料となっており、日帰り利用におすすめである。
リフト自体は一般的で椅子が黒いモデルEと呼ばれるタイプであるが、蔵王スキー場内ではパラレルが多い為、単線のモデルEはここのみである。

唐松ペアを運営・管理するのは上の台ゲレンデや竜山ゲレンデを管理している蔵王温泉観光(株)である。蔵王温泉観光(株)は昭和31年の蔵王村と山形市の合併で誕生した会社で、当時村営で蔵王のスキーリフト第一号の蔵王第1スキーリフト(蔵王温泉第1ペア)を受け継いでいる。また面白いことに蔵王スカイケーブルの運営・管理を行っているのは中央・パラダイスゲレンデなどを管理する蔵王観光開発(株)であり、上の台ゲレンデに架かる索道のうち唯一管轄が蔵王温泉観光(株)ではない。

滑走可能コース
リフト横の唐松コースは完全に駐車場へ戻るためのコースである。コース入り口は竜山ゲレンデ中腹にあるが大変わかりずらく注意が必要。
平坦な斜面が続き途中歩きもある。


ダイヤモンド第2ペア(旧:宝沢第2ペア)

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〈基本情報〉
・キロ程    421m
・高低差    115m
・支柱数    9
・輸送能力   1200人/時
・速度     不明
・山麓     原動緊張
・山頂     終端
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2
・搬器台数   不明
・回転方向   時計
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王観光開発(株)
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許可年月日...1986年(S61年)4月22日
運輸開始年月日...1986年(S61年)12月23日
ダイヤモンドバレーの中級者斜面側に架かるリフト
また、ダイヤモンドバレーからスカイケーブル沿線の高鳥コースへの連絡リフトでもある。
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個人的にダイヤモンドバレーには行く機会が少なく、山麓の原動緊張装置などは覚えていないが、画像を見る限り2コラムDXカバーと思われる。

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ダイヤモンドバレーは名称通り谷に位置し、ダイヤモンド第2ペアリフトで登らなければ他のコースへ抜けることができない

数年前まで、ダイヤモンド第2ペアの山頂付近に山交高速ペアの山頂停留所がありましたが、現在は跡形もなく撤去されている。
滑走可能コース
2本ある中級者コースは幅が狭いが快適なクルージングが楽しめる。
ダイヤモンド第2ペア右側のコースは、最大斜度25°







ダイヤモンド第1ペア(旧:宝沢第1ペア)

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〈基本情報〉
・キロ程    621m
・高低差    92m
・支柱数    10基
・輸送能力   1200人/時
・速度     不明
・山麓     緊張(新ペデステル型)
・山頂     原動(オーバーヘッドドライブ1コラム形)
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2
・搬器台数   不明
・回転方向   時計
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王観光開発(株)
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許可年月日...1984年(S59年)3月26日
運輸開始年月日...1984年(S59年)12月18日

蔵王で比較的新しいゲレンデであるダイヤモンドバレーの初級者コースに架かるリフト
ダイヤモンドバレーの漢字表記の宝沢が、ゲレンデに架かるリフトの旧称になっている。
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山麓の緊張装置は現在のタイプより一世代前のタイプと思われる。

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山頂の原動装置は、オーバーヘッドドライブ1コラムの標準カバータイプである。
他のスキー場ではあまり見かけないタイプであるが、蔵王では4基存在しリフトの種類の多さがうかがえる。


滑走可能コース
ダイヤモンドバレーは初級者・中級者コースで構成されており、その中で第1ペアは初級者コースをカバーするリフト。
コース幅も広く初級者の練習に最適なコース


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