カテゴリ: 静岡県

【小探索レポート】熱海

1回分の青春18きっぷが余ったので、4月4日にちょっと遠出し熱海へと行ってまいりました。
もちろん松下古樹脂が目的です。
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2015年からの新駅舎は白と青でさざ波を演出しているそうです。
数年ぶりに訪れた私にとって、新駅舎も影響し駅前の様子もだいぶ変わった印象を受けました。

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駅前から平和通り名店街を抜けると松下樹脂のお出迎えです。
信号柱には柱登り防止鉄線が巻き付けてありました。

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坂を一気に下ると国道135号線へ
海が見え熱海らしくなります。熱海という地名の由来は諸説あるそうですが、字の通り海から熱湯が噴出したことに由来するそうです。
ここまで来ると松下古樹脂のある交差点も近くなります。撤去されていないか不安です…

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交差点が見え、遠目から現存していることを確認し一安心。
毎回交差点が見え現存確認ができるまではひやひやしますね。


●熱海駅方面向き

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普段見慣れない灯器なのでとても違和感を感じます。
通りは終日一方通行なのにもかかわらず熱海方面側にも灯器が設置されています。
交差点に信号機があることを促すためでしょうか?疑問です。

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静岡特有の白化粧をまとった松下古樹脂は、神戸で見た松下古樹脂と随分雰囲気が違います。
アームにも白塗装がなされており、同じ灯器でここまで雰囲気が違うのは正直驚きます。同じ灯器で雰囲気が違うのは都道府県別で面白いところです。
また青灯には補強用の針金が巻き付けられています。

●伊東方面向き

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こちら側が主信号

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白塗装のおかげかあまり古さを感じません。補強の針金などもこちら側の灯器にはありません。

●側面

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庇は独特の形状をしています。
本灯器と補助灯の感覚は非常に狭くわかりずらいですが一本アームになっています。
また背面は他の丸型灯器と比較すると平面の割合が多いです。

●銘板

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灯器間は非常に狭く銘板は撮影しずらかったですが何とか撮影
製造 S48年11月

●その他の灯器

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松下古樹脂以外の交差点内の車灯は小糸アルミ一体

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こちらは形式が1V3Dの縦型

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歩灯はすべて経過待ち時間表示付きのコイトLED歩灯
信号柱に先代の歩灯跡があるので以前は松下の歩灯が設置されていた可能性があります。

以前はこの近辺に3か所松下古樹脂が設置されていましたが、残ったのはこの交差点のみとなっています。

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帰りは熱海駅からではなく来宮駅から帰ることに。
来宮駅に向かう途中にあった桜は満開でした。

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お隣の熱海駅とは違い閑散とした雰囲気の来宮駅
取りあえず松下古樹脂が残っていてよかったというのが率直の感想です。
針金で補強されていること以外、灯器の状態は非常に良いので暫くは楽しめそうです。

2017 4/4



久々の画像つきの投稿です。
宮城の記事は次回投稿するとして、2回目の投稿となる静岡です。

訪問したのは一年半前なので現存するかは、不確かです。

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交差点全景…浜松方向を望む
二つの交差点がほぼ一体となっているのがひとつの特徴
この画像からわかる灯器の様子は、小糸アルミ一体やコイトLED歩灯、角型灯器など

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小糸一体D型
静岡県には比較的存在すると思われる。

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従道からの交差点の様子
ここからは、先ほどの画像の小糸一体縦がうかがえる。
こちらからは見通しが悪く予告灯が設置されている。

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予告灯代わりに設置された日信初期丸形
静岡県らしく再塗装済みなので状態は大変良い。

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一つ東(浜松駅側)の交差点の様子
上から2番目の交差点からも見えた角型灯器がある。

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レンズがドットになっている一般的な小糸角型
メンテナンスされいる。

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銘板の様子
形式…KCH‐3
製造…1971年(S46)7月
レンズがドットタイプだとS49年まで採用されていたと思われる。

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東側交差点の従道
ここからは丸形、一点灯がうかがえる。

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二つの一点灯
手前は小糸包丁タイプ、奥は小糸丸形タイプ
どちらもΦ250である

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包丁タイプの一点灯について
このタイプは見て分かる通りアームが一本になっている、他に設置されているところもあるがここと同様に一本のアームになっている。
ここのはΦ250で静岡ではこのレンズ径が一般的なような気がする。よってΦ300はレアな分類に入る。

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銘板の様子
金属製車両用交通信号灯器
警交…23号
形式…1H21S
製造…S52年10月
小糸の灯器は昭和52年後半から警交がついた。
この画像のタイプは三位灯にすれば一本アーム包丁灯器時代のもので、その中でも新しい分類に入る。


この交差点のついては完全に調査不足で深くまでは探究しきれなかった部分が多いが、内容は大変興味深かった。
是非とも静岡に行った際には再訪してたい。


撮影地:静岡県浜松市中区広沢3丁目
2013 8


 
初投稿の静岡県の書庫です!
更新頻度は低くなる予定ですが、よろしくお願いいたします。
 
 
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主道方から見た交差点状況
今回紹介する記事を含め浜松市では3カ所ほど撮影を行いましたが、どこも面白く充実した撮影になりました。
残り2カ所は後ほど紹介いたします。
 
話が多少逸脱してしまいましたが
この交差点の主道側の灯器は小糸アルミ一体φ300で構成されており、画像右側には一点灯も設置されています。
 
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こちらがアルミ一体です。
静岡県ではかなり見ることができます。
信号柱のペンキの跡も静岡県らしくていいです。
 
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従道方からの交差点状況
 
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従道には一基小糸アルミ一体(後期)φ250が設置されています。
 
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従道側には角型も一基のみ設置されております。
 
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静岡県にしては錆がある角型です。
レンズは初期の小粒レンズなので、S50年以前の灯器というのがわかります。
 
驚くことは銘板が蓋上部に取り付けてあることです!
この角型はS48年にしか製造されなかったタイプで、蓋が上開きから下開きになったので取り付け金具が邪魔になり、銘板をつける位置がなくなり上に設置されている異端児なのです。
(後は蓋中央部の平なところに取り付けられました)
 
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銘板です。
「車両用交通信号灯器」S48年5月製造
お分かりの方が大半と思いますが、このS48年異端児角型は銘板の種類も2種類あり、
この灯器のように「車両用交通信号灯器」のものと、初期タイプは「交通信号灯器」と面白い時期の角型になっています。
 
 
かつて東京都にもたくさんありましたが、新たな発見がない限り絶滅している可能性が高いです。
そんな角型が静岡県にあるとは静岡県恐るべしですね!
 
 
 
 
撮影地:静岡県浜松市中区鴨江2丁目「根上り松前」:
2013 8
 
 

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