2017年02月


索道レポートが全く進んでいませんが、様々なスキー場へは出向いております。
今週は何かとハードに予定を組んでしまいヘトヘトですが、良いことに出向いた地はどこも晴天。


❄野沢温泉
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やまびこフォー

前日からの降雪は20㎝程度で新雪も楽しめ、お天気も最高でした

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牛首コースと長坂ゴンドラ

牛首コースのメインは最大斜度30°でゴンドラ及び山麓から見えコブ斜面
長坂ゴンドラは12人乗り立乗りゴンドラで、所要時間の20分は正直立乗りではきつい
2020年度に架け替えが予定されている。

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日影フォー

日影フォーは今年デビューの索道。
2014年にPOMAと技術提携を結ん樫山製
半分これが見たくて訪れました


❄湯沢中里
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ジャイアントコースと縦横無尽に架かるリフト


❄岩原
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山頂の飯士ジャイアントコースから岩原

土曜日に訪れましたがすごい人!感想はそれだけです


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中央クワッド

日ケの最古モデルのクワッド




ダイジェスト的にに紹介しましたが、後々詳しくレポートするつもりです



アストリア第3ペア (旧:林友第3ペア)

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〈基本情報〉
・キロ程    513m
・高低差    144m
・支柱数    不明
・輸送能力   1200人/時
・速度     2.0m/s
・山麓     原動緊張(ポータルドライブ形)
・山頂     終端
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2名
・搬器台数   不明
・回転方向   時計
・竣工年月   不明
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王ロープウェイ(株) 旧:林友観光(株)
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許可年月日...1968年(S43年)8月20日
運輸開始年月日...1968年(S58年)12月26日

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アストリアと名がつくリフトのうち唯一横倉ゲレンデを通らないリフト
竣工年は未調査だが、ポータルドライブ形などで判断するとS57年製と思われる。
もしS57年製だとするとアストリア第1~第3のなかで最も古いペアリフトが第3ペアということになる。

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アストリア第3ペアは百万人ゲレンデをカバーするリフトで、百万人ゲレンデはその名の通り横幅が最大で約200mある広々としたゲレンデ
画像でゲレンデは右側

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第3ペアの山麓原動緊張装置はポータルドライブ形で、他のアストリア第1第2で用いられている4コラムDXカバーの旧タイプ
第3ペアのすぐ後ろには第2ペアの山頂終端が見える。


滑走可能コース

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百万人ゲレンデは幅広の一枚バーンのゲレンデ
幅が広いので練習などにはうってつけで初級者から中級者まで楽しめる
ゲレンデは地形的にガスがかかりやすいので視界不良には注意


アストリア第2ペア (旧:林友第2ペア)

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〈基本情報〉
・キロ程    533m
・高低差    154m
・支柱数    12
・輸送能力   1200人/時
・速度     1.8m/s
・山麓     原動緊張(4コラムDXカバー)
・山頂     終端(ポストフレーム形)
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2名
・搬器台数   不明
・回転方向   時計
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王ロープウェイ(株) 旧:林友観光(株)
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許可年月日...1983年(S58年)7月15日
運輸開始年月日...1983年(S58年)12月10日

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言わずと知れた蔵王名物横倉のカベ38°の横に架かり、横倉ゲレンデから百万人ゲレンデを結ぶリフト
スペックや運行開始年月日・許可年月日はアストリア第1ペアと全く同じである

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横倉のカベを何回も滑走する強者でなければ、連絡リフトの意味合いが強いアストリア第2ペア
このリフトも以前は林友観光(株)が運営し旧称は林友第2ペア 
林友観光は東武グループの蔵王ロープウェイ(株)の出資により、アストリアホテル等の建設を行ってきたが近年のスキー人口減少の影響を受け経営合理化のために蔵王ロープウェイ(株)に吸収合併されたと思われる。
平日の蔵王は壊滅的に来客数が少なく、どのリフトも空気輸送状態

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アストリア第1ペアと同様に施設概要が提示されていた。

滑走可能コース

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前述のとおり連絡リフトの意味合いが強く、このリフトを使って滑走できるコースは上の画像の横倉のカベと横倉ゲレンデへの連絡コースのみである。
画像は昨年のもので、雪崩発生の為に閉鎖されていた

アストリア第1ペア (旧:林友第1ペア)

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〈基本情報〉
・キロ程    711m
・高低差    147m
・支柱数    14
・輸送能力   1200人/時
・速度     1.8m/s
・山麓     原動緊張(4コラムDXカバー)
・山頂     終端(ポストフレーム形)
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2名
・搬器台数   不明
・回転方向   時計
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王ロープウェイ(株) 旧:林友観光(株)
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許可年月日...1983年(S58年)7月15日
運輸開始年月日...1983年(S58年)12月10日

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横倉ゲレンデ中腹の蔵王国設駐車場から横倉ゲレンデ山頂に架かるリフトで、蔵王スキー場に架かる固定式リフトの中で最もキロ程が長い。
旧称は平成22年度に蔵王ロープウェイ(株)に吸収合併された林友観光(株)に由来する林友第1ペアで、1995~2000のどこかの年で改称されたと思われる。

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旧称の林友という名に相応しく落葉樹・常緑樹と様々な森の中を抜けていく

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リフト山頂は日本の針葉樹林の中で唯一葉を落とす高木のカラマツが広がる

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リフト山麓にはご丁寧に施設概要が設置されていた

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アストリア第1ペアは14~15シーズンは休止していたが、現在では復帰
奥の赤い屋根の建物は蔵王アストリアホテル
この蔵王アストリアホテルは蔵王にありながら温泉はなかったが、新たに2007年頃に引き湯をし温泉付きに



滑走可能コース

横倉第2ペアと滑走できるコースはほぼ同じで緩斜面のコースがつづく


横倉第2ペア

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基本情報
・キロ程    617m
・高低差    125m
・支柱数    13基
・輸送能力   1200人/時
・速度     1.8m/s
・山麓     原動緊張(4コラムDXカバー)
・山頂     終端(ポストフレーム形)
・索道メーカー 日本ケーブル
・搬器定員   2名
・搬器台数   不明
・回転方向   反時計
・方式     単線固定循環式
・事業者    蔵王ロープウェイ(株)
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許可年月日...1985年(S60年)3月26日
運行開始年月日...1985年(S60年)11月30日

横倉ゲレンデの中腹から山頂に向かうペアリフト。
横に並行するアストリア第1ペアの竣工年はS58年であるので、アストリア第1ペアのバイパスリフトとして建設されたと思われる。

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搬器はS59~S62年の間に用いられたもので、アクリル板むき出しではなく断熱マットが用いられている。
この断熱マットは表面がPEラミネート加工されており撥水性である。

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横倉ゲレンデのリフトはどれもキロ程が500m以上なので、山麓の原動緊張装置は大出力用である4コラムDXカバーが用いられている。

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山頂折り返しの終端装置は一般的なポストフレーム形である。

滑走可能コース

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横倉第2ゲレンデ沿線のコースは緩斜面が続き初級者から中級者が満足するコースになっている。また上の画像のように真正面に竜山ゲレンデが見える。


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