夕暮れ時、あまり通らない道を久々に通っていると・・・・・・・
アレはまさかと思いよく見てみると・・・・・・・
わかるでしょうか?
赤灯の庇よりも青灯のほうが庇が短いということを
こちらの歩灯はかつて宮城県内の大河原にあったもので初代の日本信号の歩灯です。全国的にも数が少なく貴重なものとなっており、非常にレアです。
大河原と同じで再塗装済み、レンズ青・赤どちらとも交換済みで当時の面影はあまりありません。
大河原のものが撤去されて既に宮城では絶滅かと思われましたが。この交差点に一基ひっそりと稼動していました。うれしいですね。
庇の裏の黒塗装が剥がれてもとの白い部分が微妙に出てきています。
右の部分の灯器のアームを支えている金具は新しいものに交換されています。
レンズが交換されているのは本当に残念です。
車両用と初期歩灯です。
いまだ現役というのはうれしいですね。
銘板は・・・・
ベタ塗りされ読みにくいですが
S41年10月製造です。
おそらくこれより古い歩灯は宮城にはないと思うんですが・・・・・
完全にツルツルレンズ時代です。見たかったな~
ちなみに大河原のものはS43年ものなのでそれより古いことになります。
この初代ED2000歩灯(日信初代)歩灯は、は銘板の移動が結構あります。
大河原のものは後ろから見て右側の側面に銘板がありますが、画像の歩灯はありません。
見ての通り、後ろから見て左側にあります。これは銘板が右側にあるものより古いものとなっています。
この初期ED2000歩灯で銘板が一般的な灯器と同じように真後ろについているものはもっと古いです。
まとめると
・銘板(後ろ) ツルツルレンズ ~S41
・銘板(左) ツルツルレンズ S41~S42
・銘板(右) ツルツルレンズ S42
・銘板(右) 模様入りレンズ S42~S43
目安なので参考までに。
向かい側は
こちらもレンズ交換済みで危なくスルーしそうでしたが、銘板を撮影すると・・・・
京三製作所のS46年1月製造の結構古い灯器でした。
同じの交差点にあるのはびっくりです。
宮城の各社の歩灯で発見されている最も古い歩灯は
・コイト製 S44年3月
・京三製 S45年2月
・日本信号 S41年10月
と歩灯に関しては古いのがそろっています。
もう県内にないとおもわれた灯器がしかも仙台市にあったことは私自身非常に驚いています。今度は県内に小糸製作所時代の灯器がないか一つ一つ見る必要がありそうです。
2013 1